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KBS京都テレビ「KyobizX」で当社を取り上げて頂きました

7月21日(金)21時からKBS京都テレビで放送された「KyobizX」の京都の中小企業を応援するビジネタのコーナーで当社を

取り上げて頂きました。

京都で5代続くヨシ屋の末裔が茅葺き屋根職人に転身し、その後独立して創業・設立した会社です。

茅葺き屋根の現場、伏見のヨシ原、新規事業の茅の庇-ひさし-を1日密着取材して頂きましたので、簡単にその様子をお伝えします。

 

茅葺き屋根の現場は、奈良県五條市にある念佛寺陀々堂です。

近畿圏内でも比較的大規模な屋根で、その葺き替え途中の様子を取材頂きました。

 

その後、茅葺き屋根の材料が取れる京都市伏見区にある宇治川河川敷へ。

伏見のヨシ原と言われているこの地は、昔は巨椋池も含めたヨシの一大産地で、かつては石田三成がこの地を管理して軍資金を

得ていたと言い伝えられている歴史ある場所です。

 35haある広大なヨシ原でヨシが採取できるのは約4,000から5,000束ほどです。

これは念佛寺陀々堂の屋根一棟分ほどの量です。

茅葺き屋根を維持するには、いかに広大な草原が必要かご理解頂けるかと思います。

 ヨシを刈り取るのは、茅葺き屋根のためだけでなく、自然環境や生物多様性の保全にも役立っています。

戦前ぐらいまでは、この伏見のヨシ原でも多くの同業者がいましたが、半世紀以上前から当社1社のみになっています。

生業として維持していくには、採算が合わなくなり、同業者が次々と撤退していきました。

 当社は、この伏見のヨシ原を将来に受け継ぐべく、ヨシの新しい価値を創出し、今の時代に必要とされる企業となるべく、

新しい取り組みにも挑戦しています。

 

新しい取り組みの一つが、「茅の庇-ひさし-」事業です。

本事業は、昨年に京都府の経営革新計画の承認を取得し、様々な支援者の皆様のお力添えのもと事業化するに至りました。

「美しい茅葺きをより身近に、茅葺きの新しいカタチ」をコンセプトに、店舗や自宅に取り付けられるオーダーメイド型茅葺きです。

従来は、現場での施工が必須だった茅葺きを、倉庫で茅葺きを製作して、現場に搬入して取り付けられるようにしました。

これにより、雨天時にも作業ができ、現場での取り付けにかかる工期を従来は7日間程度かかるところを、

半日~1日程度に短縮することができました。

※取り付け型で施工できるかどうかは、現場の諸条件にもよります。

 

 

最後に、店舗での茅葺き施工の事例として京都市中京区にある、台湾発の金魚ちゃんティーパックで有名な

「CHARM VILLA京都支店」に行きました。

http://www.charmvilla.com/

 

台湾文化と日本文化の融合を考えておられた店主がインターネットで当社を見つけてくださり、茅葺きを施工するに至りました。

 

茅葺きは様々なメリットがあることに気づき、懐かしいから茅葺きを残すのではなく、むしろ茅葺きを未来に対して残すことが、

社会にとって必要なのではないかと考えています。

今回の取材を通して、多くの人に当社の取り組みを知って頂ければ幸いです。

 

職人のヘルメット
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職人が綴ったコラム

かつて山城萱葺で働いていた職人が、茅葺きの難しさとおもしろさ、現場での苦悩や発見をコラムとして綴ってくれました。なかなか言葉で語られることのない茅葺きの世界。ご興味のある方は、のぞいていただければと思います。

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