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お客様の声|日向大神宮 津田 香澄さま|真摯なお仕事ぶりから、神社に対して敬意を持ってくださっていることを感じました。

日向大神宮 宮司 津田 香澄さま

茅葺き屋根を維持してこられた理由を教えてください。

このお社は、約1500年前に建てられました。以来、お伊勢さんと同じ神明造という建築様式を変えることなく、茅葺き屋根を受け継いできました。
神社が数十年ごとに遷宮や修理を行う習わしには、単純に建物を新しくするということではなく、技術や材料を次の世代に継承する役割があります。若い年代の方にしっかりと受け継いでいくためには、やはり20年程の間隔で、間を空けすぎない方が良いですよね。一度違うものにしてしまうと、技術が途絶えてしまいますし、神様も住み慣れたかたちの方が穏やかにお過ごしいただけるかと思います。

茅葺き屋根とともに過ごされる中で、茅葺きの魅力をどのようにお考えですか?

参拝される方は、1500年の間にここを訪れた人々と同じ風景を見て、時代を超えて、同じ思いを抱くことができます。神明造は、古来から大切なものを守り続けてきた建築様式です。それが遺跡としてではなく、生活の中で活きた建築として、同じ材料で今もつくられている。なかなかそういう例は少ないのではないでしょうか。とても誇らしいことだと思います。

山城萱葺にご依頼いただいた経緯や理由を教えてください。

文化財を担当されている方のご紹介で、ご縁をいただきました。のれんを下ろされる業者さんも少なくない中で、会社として茅葺きを継続されているのはすごいことですね。規模もしっかりしておられるので、安心してお願いすることができました。

山城萱葺の職人の仕事ぶりはいかがでしたか?

朝早くから暗くなるまで、夏は炎天下だったにも関わらず、たいへん熱心に作業をしていただきました。台風の際には、危ないところがないかと直前まで現場を見に来られて、直接お仕事に関わりのない部分にまで予防策を講じてくださったことが印象的でした。屋根の上のことは自分たちではどうにもできないので、本当にありがたかったです。真摯なお仕事ぶりから、ご自身の職業への誇りと共に、私ども神社に対しても敬意を持ってくださっていることを感じました。仕上がりも納得のいくもので、神様も喜んでおられると感じます。

職人のヘルメット
職人のヘルメット

職人が綴ったコラム

かつて山城萱葺で働いていた職人が、茅葺きの難しさとおもしろさ、現場での苦悩や発見をコラムとして綴ってくれました。なかなか言葉で語られることのない茅葺きの世界。ご興味のある方は、のぞいていただければと思います。

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