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「第11回新生ヨシ焼き」

「第11回新生ヨシ焼き」
 
市民活動として再開された伏見・宇治川でのヨシ焼きも今年で11回目になります。
3月6日(月)から25日(土)までの間で、風の弱い安全な日を5日間選んで行います。
 
伏見のヨシ原は、文化財社寺等の茅葺き屋根の良質な素材供給地であり、西日本一のツバメのねぐらであるとともに、様々な動植物が観察される自然の宝庫です。

 

また、三栖の炬火会の祭など、地元の伝統行事を支えているものでもあります。
その価値を認識し、新たな伏見の財産として育てるため、市民ぐるみのヨシ原保全活動を行い、次年度に良質のヨシを育成させ、ヨシ原の環境を維持するために、ヨシを焼却しています。
 
20年12月には、ユネスコ無形文化遺産として「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」の登録が決定しました。
その中には「茅採取」が含まれ、宇治川のヨシ刈りもその技術の対象となっています。
昨年には、プロジェクト構成団体の伏見楽舎が、京都市の「令和2年度京都景観賞 景観づくり活動部門」を受賞しました。
 
「伏見のヨシ原,再発見!」プロジェクトにて行っている新生ヨシ焼き(作業主体:山城萱葺)は、消防署の指導のもと、行政機関にも協力頂きながら、周辺住民への周知広報活動も行って、安全に作業を行っております。
 
今後も伏見のヨシ原の自然環境保全や水質浄化、茅葺き屋根や地域伝統行事の文化を守る材料確保、西日本一と言われるツバメのねぐらの維持に向けて、弊社では市民団体や関係機関との協力の下、活動を行って参ります。
 
引き続きご支援ご協力頂ければ幸いです。
何卒、よろしくお願い致します。
 
※写真は昨年までのものです。
※参考:伏見のヨシ原(当社YouTubeチャンネル)
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かつて山城萱葺で働いていた職人が、茅葺きの難しさとおもしろさ、現場での苦悩や発見をコラムとして綴ってくれました。なかなか言葉で語られることのない茅葺きの世界。ご興味のある方は、のぞいていただければと思います。

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