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笹葺き2

笹葺き連載の第1回は、神奈川県相模原市の勝坂遺跡にある笹葺き竪穴住居です。

茅葺屋様にお誘い頂き、修復作業に参加させて頂きました。

この竪穴住居は、2010年に復元されたもので、住居の完成から4年以上経過し、屋根の傷みも激しくなってきたため、今回初めて屋根の修繕を行うことになりました。

これが完成当時の写真です。
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今回の修繕は、差し笹といって、屋根に笹を挿していくことで補修する方法を取りました。
一般的な茅葺き屋根も同様ですが、葺き替えた後には差し茅(笹)を定期的に行い、屋根を長持ちさせます。

笹葺き屋根の場合、笹の葉が重要なのですが、雨や風等の影響により、徐々に笹の葉がなくなっていきます。
屋根に笹を挿すことにより、笹葺き屋根の機能を回復させる効果があります。

差し笹では、巻き笹といって、数本の笹をワラで束ねたものを作る下準備を行います。
その巻き笹を屋根の痛みの激しい箇所に挿しこんで、屋根の補修を行います。

この一連の作業はコツさえ掴めば、一般の方々でも容易に行うことができます。
今回の差し笹は、勝坂遺跡の縄文まつりのイベントの一環として、地域の子ども達を中心に実際に巻き笹の製作から、屋根に挿すところまでを体験して頂きました。

 

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普段、近くにある笹葺き竪穴住居の修繕に携わることで、少しでも身近に感じて頂けたのではないでしょうか。
このように笹葺き屋根を維持していくためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
差し笹であれば、毎年秋に笹を刈り取って、少しずつ修復をしていくことが可能です。

メンテナンスをしなければ、10年ほどで屋根は寿命に近づいてきます。
しかし、差し笹を行えば、数十年は屋根を維持することが可能です。

今回の差し笹体験会をきっかけに、毎年地域の方々が中心となって、屋根を維持していく仕組みができれば嬉しいです。
地域の方々によって維持される茅葺きというのが本来の姿でしょう。
笹葺きは茅葺きの中でも、比較的容易に葺き替えや補修が可能ですので、勝坂に笹葺きの文化が根付くことを切に願います。

 

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かつて山城萱葺で働いていた職人が、茅葺きの難しさとおもしろさ、現場での苦悩や発見をコラムとして綴ってくれました。なかなか言葉で語られることのない茅葺きの世界。ご興味のある方は、のぞいていただければと思います。

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